2017年02月16日

「『おそ松さん』の企画術」感想


‪「『おそ松さん』の企画術」‬ 布川郁司

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‪株式会社ぴえろの創業者の布川さんが自らも携わったアニメ、おそ松さんをプロデューサー視点から見た一冊。‬
‪企画の本を探していたら、表紙とタイトルが目に入った。企画の本というと小難しいイメージだが、現代のアニメ業界のことから、これから必要とされるプロデューサー像、企画の提案の仕方まで読みやすく書いてある。‬
‪昔のアニメ業界は視聴率が良いことが重要でしたが、今のアニメ業界は、視聴率よりマーチャンダイジング(商品化計画)が大きな収入源となってる。このように時代や環境が変われば勝ち負けの基準も変わっていくことが分かる。‬
‪プロデューサーに必要なものは、熱意と好奇心。常にアンテナを張てって広い視野を持ち、ものの良し悪しをしっかり判断できるような能力もつけていきたい。‬

‪私の目に特に止まったのはこの一節。‬
‪「最近の若者はネットの無料コンテンツにばかり触れて、有料コンテンツにはお金を使わない、なんてことも言われています。おそ松さんブームを見ていると、私はこれも間違いだと思います。1人あたりのファンが使ってくれる金額はむしろ増えていると感じるほどです。‬
‪人々から「面白いコンテンツが見たい」という欲求が失われることはないでしょう。私たちはそれに応えるために、良い作品を作る。そうすれば、ちゃんとお金は返ってくる。この原則は不変です。」‬
‪私も1人の若者として思うのは、確かにネットにはたくさんの無料コンテンツがありますが、本当に好きなものや興味のあることにはお金を払うし、物がたくさんある時代だからさらにお金を払う。例えば無料でダウンロードして聴ける音楽や、無料で観れる絵や写真はたくさんある。でも本当に好きなアーティストや作品だったら、ライブにも行くし展示会にも行く、さらにグッズや作品も購入する。‬
‪ネットで簡単に多様なものが見れるからといって、それで満足している訳では決してないし、画面上で見ていることは、やっぱり本物を見ることや実物を手に入れることには勝りません。その方が絶対面白いから。だから私も面白いものや素敵だと思えるもの、無料コンテンツがいたるところにある中でも見たい、欲しいと思わせられるほどの作品を作れたらいいなと思う。‬
‪スラスラと読めるくらい読みやすい本で、企画術やこれから必要とされる力が分かる、アニメ好きな方もそうでない方にもオススメな一冊。


posted by 姫唯 早矢香 at 21:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする